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■  宇部自然保護協会
第40回小野湖清掃作業
 実施日  2014年8月24日(日)
 場 所  宇部市小野櫟原
天 候  小雨
 参加者   雨包、西山、加藤、村上、西村(章)、古林、園山、八木(礼)、江本、大岡、村田(俊)、
田村、市橋 (山岳会員13名)  全体参加者数 91名
 宇部自然保護協会主催の小野湖清掃に参加した。今年、この清掃活動は40回目となる。
 本活動を立ち上げ、続けてこられた先輩方のご努力に敬意を表する。
 当日は朝から雨にもかかわらず、90名を超える参加者となった。今年は学生や子供連れの家族での参加者も有り、その輪が広がったと感じた。
 連日の雨続きで、湖の水位は高かった。清掃場所の入り江のゴミは沖に流されたようで、例年に比べゴミの量は少なく1時間半の作業で清掃を終えた。とはいっても、集められた木屑、葦屑は4トン程度にものぼった。
 山岳会員であれば、この季節は澄んだ冷たい沢の水に浸りたいのが心情だ。
 残念ながら、小野湖の水は温く濁っており、しかも巻き上げたヘドロの臭いは酷いものである。陸上でゴミの分別作業をされる方も決して気持ちの良いものではなかろう。
 毎年こんな水に何を好き好んで体を浸すか、疑問に思う時もある。しかし、これが宇部の水瓶の姿であり、我々の命の水である。
 一年365日、自分が飲む水の源の姿を考えているわけではない。せめて年に一度、その水を観て、触って、臭いを嗅いで、感じることで、水の大切さを考えたい。
 湖の全てをきれいにできるわけではないが、わずかでも掃除をしてきれいになった湖面を眺め、水を大切にする気持ちを思い出したい。
 今年は若い人たちが参加してくれたことを心から嬉しく思う。
 彼らの「小野湖の水をきれいにしよう」というボランティア精神は必ずしも満たされなかったかもしれない。しかし、この水の現状を観て実感してもらうことができたなら、きっと水に対する思いも変わったことと思う。
 年に一回、ここに集い、水の大切さを考える機会として、これからも多くの人に集まっていただき、益々その輪を広げて頂きたいと思う。

 参加者の皆様、お疲れ様でした。来年も益々のご参加をお願いします。
作業開始時の湖面
水に浸ってゴミを集める
力を合わせてゴミを運び上げる
集められた木屑、葦屑
きれいになった湖面
作業を終えて
平成24年度小野湖清掃
( 文・写真 市橋 )
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