へのリンク
大峯山奥駈・逆峯(ぎゃくぶ)2
 2日
 6:00楊子ノ宿。昨日の雨で濡れた雪が凍り、つるつる。仏生ヶ岳巻き道の樹林帯を慎重に歩く。鳥の水もしっかり出ていた。
 核心部両部分け(山全体を体に見立て、北半分を上部、南半分を下部)の幾度となく現れる岩場、鎖場の昇降、重いザックで体が振られないように慎重に抜ける。
 10:10釈迦岳山頂360度の素晴らしい展望、ハイカー達でいっぱい。
 11:00〜30深仙宿、給水2L。昼食。岩の割れ目から雫の様に香精水が出ていてほっとする。
 途中縦走路から東に外れ、大日岳の岩の行場を往復25分。スラブの岩はフリクションがよく効きくが、上のホールドを取るまでは緊張する。銅でできた、相当古い鎖が掛けてある。
 12:20太古の辻(ここから前鬼へ下る人は多い)急に静かな山になる。
 14:00〜10天狗山。振り返れば釈迦岳の展望所。すれ違う2名に情報を伝える。
 14:35鞍部、時間は早いが、シュラフや濡れた物を乾かすためテント泊に決める。
 冷たい西風、濡れていたら眠れなかったかも?
釈迦岳をズーム
核心部の岩場
釈迦岳山頂
大日岳の岩場
 3日
 5:25天狗山南の鞍部〜6:33般若岳〜7:56涅槃岳〜8:25証誠無漏岳〜9:05阿須迦利岳〜9:35〜10:25持経宿。昼食コンロを出して作る。給水。
 〜11:35〜50平治宿(手動水洗トイレを利用)
 〜13:00〜25倶利伽羅岳、食事。怒田ノ宿(西側水10 分の標識有り)〜15:08~15行仙岳〜15:35行仙宿。雨がぱらつく夜半まで。
 水場はよくぞ探したと言う場所。階段の急登(工事現場の鉄製の足場(ピケ)でルート構築)下り10分だが登りは疲れた体では25分かかった。
 小屋のビールが恨めしそうに、見ていたが、無視!テント泊。
写真なし
 4日
 4:50行仙宿〜5:10八大金剛(神木)テン場に良い。〜6:50〜55笠捨山展望良、来た峯を振り返る。〜7:20葛川辻(水場の標識は有るが?)。〜7:40〜8:07鉄塔の広場コンロを出して食事。
 地蔵岳の岩場は石が浮いていて怖い。鎖が邪魔になる(最後の難所)。どこかで数珠を落とす(身代りになってくれたと言い聞かせながら先に行く)。〜9:35四阿之宿(あずまのしゅく)。少し手前南に水場の標識?
 〜精香山食事〜12:08如意宝珠岳(千眺の森)。〜12:55車道〜車道と山道。 〜15:17玉置山。〜15:35〜16:15玉置神社。給水(道が判らず30分うろつく、社務所の前に大きな地図が有るのを、でかすぎて見落としていた)。本殿の階段を下り左に大杉、右に手水を見て、右に下る。境内の手水は山水で全て飲めるとの事。
 17:20水呑金剛分岐の少し先の稜線でテント泊。はじめて寒さを感じず眠れた
笠捨山にて
玉置神社の大杉
 5日
 5:20テント場、久々の快適な朝。〜6:18大森山〜7:05〜32切畑、萩の分岐食事。〜8:15五大尊岳(念願のアケボノツツジが咲いていた、シャクナゲも)。〜9:36〜10:05金剛多和十字路食事〜11:14宝筐印塔。〜12:25〜45七峯公園トイレ(体を拭き、汗臭いシャツを洗う。本来なら、熊野川で体を清めて本宮だが、公衆の面前では軽犯罪に問われる?)。
 〜13:41備崎(そなえざき)経塚群から河原に出て、車道を歩く(奥駈は川を渡るのだが)。
 最後に熊野本宮大社の階段を荷物を担いだまま登り、予定通り14:00本殿に到着。奥駈終了の感謝をお伝えし、下界に降り、ドリンク、ソフトクリームと一週間の禁を解く。
五大尊岳のアケボノツツジ
ゴールが見えてきた
熊野本宮大社
 電話で宿を予約。15:20熊野交通特急バスで紀伊勝浦へ「温泉民宿・岩波」素泊まり3,500円、風呂が良い。
 女将の紹介で近くの小料理屋「大漁」へ徳盛りの野菜サラダ、生ビール、マグロ定食、生き返った!!
 
 感想

 奥駈にあたり、中国の天台大師が法華経修行の苦難により、悟りを得たことで、難有りて悟りあり=有難=感謝・・・日本の伝教大師(最澄)が感謝の意味を、「有難う」と伝え、次第に、使われるようになった。“世界一美しいことば”だそうだ。
 以上の意味を、少しでも体験出来ればと、今回のテーマにして臨む。
 一週間の一人旅、すっきりした気持ちで、終えることができた。悟りとはほど遠いが、 応援、心配頂いた、全ての人に あ・り・が・と・う・・・そして、先人たちに・・・。
 
( 文・写真:加藤 )
←大峯山奥駈・逆峯(ぎゃくぶ)1へ   大峯山奥駈・逆峯(ぎゃくぶ)3へ→
Copyright(C) 2004 Ube Alpine Club All rights reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送