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冠山集中登山
 1.実施日  2012年1月8日(土)〜9日(日)
 2.山 域  寂地山(山口県)〜冠山(広島県)
 3.天 候  曇り時々晴れ。気温0〜2℃。
 4.メンバー  @寂地山方面隊:加藤洋明、福山清二、竹之内真人、関原健一郎
 A松ノ木峠方面隊:市橋秀樹、大岡一史、今井厚
 B潮原方面隊:江本正彦、松並和寛
 5.行 程  @寂地山方面隊:
 
8日(日)
 宇部(8:00)〜寂地峡駐車場(10:00)〜駐車場発(10:30〜
874mピーク(13:00)〜1076mピーク(16:00)〜テント泊(16:30)

9日(月)
 起床(5:00)〜出発(7:20)〜主稜線(9:00)〜寂地山(10:30~50)
〜林道終点(12:00)〜駐車場(14:10)
 A松ノ木峠方面隊:

9日(月)
 セミナーパーク06時30分〜(中国自動車道)〜吉和IC
07時45分〜潮原温泉08時00分(江本、松並下車)〜松ノ木峠登山口出発
08時30分(市橋、大岡、今井)〜1164mピーク10時00分〜
寂地山・冠山分岐点 10時30分〜冠山山頂着 11時20分〜冠山山頂発
(下山)12時15分〜潮原13時30分〜寂地峡駐車場14時10分〜
セミナーパーク16時30分
  B 潮原方面隊:

9日(月)
 セミナーパーク06時30分〜(中国自動車道)〜吉和IC 07時45分
〜潮原温泉08時00分(江本、松並下車)〜登山口08時30分〜
狗留尊仏岩分岐10時00分〜国体コース分岐11時00分〜冠山着11時45分
―冠山山頂発12時15分〜松の木峠13時20分〜(車移動)〜潮原登山口
13時40分〜寂地峡駐車場14時10分〜セミナーパーク16時30分
   6.内 容
 新春登山として、冠山集中・分散登山を計画。9名のメンバーが寂地峡、潮原、松ノ木峠の3箇所から入山し、3つのルートから冠山を目指した。
 @寂地山方面隊は、二日かけて寂地山と冠山経由で枝尾根から寂地峡に下山。
 
 A松ノ木峠方面隊は、松ノ木峠から夏山登山道をたどり冠山を経由して汐谷経由で潮原に下山。
 
 B潮原方面隊は、潮原から尾根通しに冠山を目指し、夏山登山道を経て松ノ木峠に下山。

 
 冠山集合時間は、9日の12時とした。
 結果として、山中一泊した寂地峡方面隊は、時間切れで冠山にはたどり着けず寂地山経由で犬戻し林道を下ったが、潮原方面隊と松ノ木峠方面隊は、集合時間に冠山経由で交差縦走できた。

 @寂地山方面隊:   ※寂地山方面隊の報告書参照。
 A松ノ木峠方面隊(松の木峠〜冠山山頂〜潮原温泉):
 08時30分に松の木峠の冠山登山口を出発。積雪はあるものの、登山道をなぞっていると思われるトレースがしっかりと付いている。
 登山道は尾根沿いにあり、適度なアップダウンを繰り返しながら、コナラ主体の広葉樹林の中を進んでいく。
 標高1200メートルを越えたあたりから、なだらかな地形となり、ブナが多くなってくる。杉、ブナの巨木もあり、壮観な眺めである。
 しかし、尾根上の一本道と違いなだらかな地形は特徴が少ないので、ルートを探すのが難しい。日頃、自分は登山道を頼りに進むので、積雪時は道が埋まりルートファインディングがかなり難しくなる。
 今回は、先輩2人についていくだけであったが、読図技術を習得する必要性を感じた。
 寂地山への分岐点付近でトレースがなくなり、ワカンを装着。
寂地山方面への分岐点
 林の中をあちこちと進むうちに再びトレースが現れ、トレースに沿ってしばらく歩くと冠山山頂への登り口に着く。
 ここにもしっかりとトレースがあり、やや急な斜面を30分ほど登ると山頂となる。
 松の木峠を出発してから山頂までの所要時間は、休憩も含めて約3時間であった。
 集合時間は12時なので、山頂で潮原方面隊の到着を待つ。20分遅れで江本さん・松並さんが到着。
 予定時間前に合流することができた。寂地山方面隊からは、冠山12時集合は諦め寂地山経由で、犬戻し林道にコース変更するとのトランシーバー連絡を受けた。
山頂にて記念撮影
 冠山からは、松ノ木峠から登った市橋、大岡、今井に松並を加えた4人で、再来週予定されている市民ハイキングコースの下見のため、潮原温泉を目指して下山。汐谷沿いの登山道を歩くことにした。
 山頂直下の下りが急であった以外は、コース全般的になだらかで歩きやすい。そのためか、この登山道では多数の登山者とすれちがった。
 潮原に13時30分到着。12時15分に山頂を出発して、潮原側の登山口(廃タイヤ処理施設)までの所要時間は、約1時間15分であった。
(文:今井)
 B潮原方面隊(潮原温泉〜冠山山頂〜松の木峠):
 一般的な谷沿いルートではなく、尾根沿いを登るバリエーションルートにアタックする。
 「このルートはトレースもないだろうから、交代でラッセルしながら登りましょう」と、江本さんの指示によりラッセルを開始したのだが、程なく登ったところでスノーシューによるトレースが現れた。楽はできるのだろうが、ちょっと拍子抜けだった。
 が、ここから江本さんのペースが上がっていく。どんどん引き離されていき、その姿が見えなくなるまで、10分とかからなかった。到底、ついていけるペースではない。
 地形図とコンパスは持っていたが、読図の自信はなく、トレース頼りの一人旅を強いられることとなった。
狗留尊仏岩分岐
 途中、いくつかトレースが、枝分かれしている所があったのだが、江本さんの履いている木製ワカンの踏み跡は特徴があり、そこで迷うことはなかった。
 結局、山頂到達までの行程をほぼ単独で登り、体力不足を痛感する山行となってしまった。
(文:松並)
出発準備中のメンバー
 冠山山頂から松ノ木峠へは、ワカンを外し江本単独で下山。宇部のメンバーが残したと思われる踏跡をたどり、1ピッチで車の駐車地に着いた。この後、潮原に下山したメンバーを車で迎えに行き、寂地峡キャンプ場まで移動して、寂地山方面隊のメンバーの下山を待った。
寂地峡駐車場で合流したメンバー
 
 今回、気温0℃、積雪は約50cm程度(深い所で約1m程度)のまずまずのコンディションであった。
 潮原〜冠山〜松ノ木峠のコースは連休最終日ということもあり、トレースが残っており、大部分これを利用したため味気ない山行となった。また集合時間を気にするあまり、機動性を重視し荷物を軽くしたことも悔やまれた。
 一方、集合時間には間に合わなかったが、重荷とラッセルに苦しんだ寂地山方面隊のメンバーの方が充実した山行が楽しめたのではないだろうか。次回は読図とラッセルの両方が楽しめるルートに挑戦したい。
 
(文:江本)
( 文:今井、松並、江本、  写真:今井、松並、市橋 )
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