HIKING RECORD 山行記録
HIKING RECORD
山行記録
石鎚山 御塔谷 (沢登り)
| 日付 | 2025/09/13 |
|---|---|
| 天候 | 曇り |
| メンバー | 高田、佐々木、林、江本直、(他2名) |
| 行程 | 12日:宇部18:30〜防府〜玖珂IC〜しまなみ海道〜石鎚山西之川登山口駐車場0:30 13日:西之川登山口7:00〜入渓8:00〜石原の橋〜刀掛〜二股(1035m)14:00 ビバークポイント〜右俣・左俣(本谷)に分かれて渓流釣り 〜二股に泊 14日:起床4:00〜出発6:00〜十字分岐(休憩)10:00〜八丁坂12:00〜成就社〜ロープウェイ山頂駅〜西之川駐車場14:00〜解散〜帰宅(宇部21:00) |

今年の7月に愛媛県の坂瀬川に案内していただいた岳友Sさんに、「次はアブが居なくなった9月に」という有難いお誘いに、遠慮なく甘えて行ってきました。
ルートは、石鎚登山ロープウェイ乗り場近くの西之川登山口から入り御塔谷本谷を石鎚山手前につめて、下山は登山道を成就社を経由してロープウェイで降りる計画でした。
当日は、初日にメンバーが蜂に刺されるのと膝の脱臼というアクシデントがあり、2日目はあまり無理をせず、二股の少し先で出渓し十字分岐で八丁坂にむけてエスケープ、後はロープウェイで観光気分も味わい下山となりました。
13日7:00
西ノ川駐車場で、Sさんと後輩のNさんと合流し6人で出発〜!

登山口で手書きの注意書きが「取水口の橋の近くにスズメバチの巣があるので通行不可」という様な内容だったが検討したうえで行ってみる事に。

橋に差し掛かり、蜂に注意し一人一人ゆっくり橋を渡るが、メンバーの一人が刺された。素早くポイズンリムーバーで吸い出すと、透明な液が出てそれから血に変わった。ショック状態には至らない様子なので、先に進む事に、橋の少し先で入渓

とにかく岩が大きい、侵食から取り残された硬い輝石安山岩らしい。

今回はラバーの沢靴にしたが、フェルトの方が良かったのか?
とても滑りやすい。渇水と水温も高めなのか苔も多い様な?
何とかロープを出さずに、お助けヒモに助けられる。




岩原の橋で出渓し、しばし登山道を歩く。

刀掛を過ぎて再び入渓
時間もあるので休憩し、荷物を置き、刀掛ゴルジュを見に。

その後は穏やかな沢を進むと本日の幕営の二股に到着。

設営を済ませて、本谷と左俣に分かれて、しばし釣りを楽しむ。
夕食は アボガドサラダ、アマゴ焼き、アマゴ飯、芋汁、ん〜最高〜!
川魚がこんなに美味しいとは、ふっくらして臭みも無い。焚き火にも不思議な力があるようだ。全てがしっくり体に馴染む。

焚き火はSさんが手際良く火をおこし、それを囲みながら骨酒(アマゴ酒)をいただく。

14日 4:00起床、6時出発、
計画では本谷を詰める、大滝あり最後の滑が急登というハードな行程。
ここで地元Sさんの的確な提案で、無理せず十字分岐近くで出渓する。
十字分岐から選択は二つ、八丁坂鞍部を経てロープウェイか?刀掛方面に下り岩原から西之川登山口に下山か?と!迷いを払拭させる一言が、「ロープウェイがいいです!誰も自分が蜂に刺されると思ってないでしょう!」と昨日の被害者の一言で決まる。

ここからは起伏はあまり無い。登山道なのでピンクテープがあるが、崩壊した箇所が幾つかあり慎重に進む。コースタイム1時間が2時間かかる。

八丁坂を進み、成就社に無事下山の報告をして、ロープウェイ方面に。

ロープウェイは一般の方達(参拝者、年配の観光者)が、その中に少々異臭を放った6人だったが、嫌な顔せず温かく席を共有してくださったおばさまありがとうございました。

実に楽しい2日間でした。
準備と案内くださった愛媛のお二人に感謝です。
初めての四国の沢に、初めての沢泊、色んな事を教えていただきました。
ありがとうございました。
今回ポイズンリムーバーを持っていたものの使った事なく、早速家でトライ。お腹に赤い斑が(笑)
| text | 江本 直子 |
|---|---|
| photo | 高田、林、他 |

