HIKING RECORD 山行記録
HIKING RECORD
山行記録
【JMSCA地方講師派遣事業】クライミング講習会
| 日付 | 2025/12/07 |
|---|---|
| 天候 | 晴れ |
| メンバー | 鹿野、江本正、林、有松、井上、高田、藤本淳、長弘、江本直、大村聡、白尾、渉、田中、藤村(他10名) |
| 行程 | 12/6 講師メンバーのみ 12/7 8:30集合ー16:00解散 |

本講習会は、過去のクライミング中の遭難事故がきっかけとなって開催されました。
クライミングは登る技術だけでなく、クライミングギアの素材特性から、各支点構築の理論、レスキュー技術など基礎的な技術が重要であることを痛感させられた、非常に良い講習会でした。
JMSCAのクライミング講習会は関東など遠方での開催が多く、山口県からはなかなか受講できない。(僕もここ数年なるべく講習会に参加しようと頑張っているが、遠いとやはりいろいろと大変)
昨今、登山者数は減少しているにも関わらず山岳遭難が増えていることはJMSCAも問題視しており、講師を派遣することで遭難を減らそうという趣旨のもと、今回の講習会が開催されました。
講師並びに年内開催と調整をしていただいた江本(正)さんには感謝です。

今回いろんなことを学びましたが、講師が最初に言われた以下の言葉が大事だと思いました。
「何が正しいかではなく、それぞれのメリットとデメリットを理解した上で使い分けることが大事。」

本チャンに行くなら最低でも引き上げシステムとアセンディング、自己脱出ぐらいできないと・・・。と言われて少しドキッとしたのは内緒です。
僕も過去に学んだことはありますが、やはり定期的に練習しないと細部は忘れてしまいます。(恥ずかしながらマリナーズヒッチは完全に忘れてました。去年皆さんに伝達講習したのに・・・)
今回学んだことは確実に生かしていきたいと思いました。

~林の所感~
今回は技術を学びましたが、技術を操るのは結局人だということを忘れてはいけない気がします。
自動車運転では「事故を繰り返す人は、違反や事故を繰り返す」という研究結果があるようです。
クライミングもそれと同じで、日頃の考え方が大事だと思いました。
リスク許容度と認知判断能力などの感性をどのように鍛えていくかが、今後の課題のようにも思えました。
※講師より、講習会の雰囲気が分かる程度の写真なら掲載OKとの許可を得ています。
| text | 林 |
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| photo | 林 |

