HIKING RECORD 山行記録
HIKING RECORD
山行記録
石鎚山 御塔谷遡行~北壁登攀
| 日付 | 2026/05/04 |
|---|---|
| 天候 | 晴れ |
| メンバー | 有松・林・長弘 |
| 行程 | 5/4 7:00西之川登山口~9:50刀掛~13:00・1035m地点ビバーク 5/5 7:30ビバーク地~御塔谷遡行~12:30二ノ鎖元小屋下1720m地点登山道合流~14:00北壁取付き~15:40天狗岳~16:30二ノ鎖元小屋付近ビバーク 5/6 7:30ビバーク地~8:30北壁取付き~10:20天狗岳~11:30二ノ鎖元小屋~11:50夜明峠~13:00山頂成就駅~ロープウェイ下山 |

GWはどこへ行こう?石鎚北壁はどう?それなら麓から沢を詰めて行ったら面白いんじゃない?そんな感じで決まった今回の山行。
ちなみに自分は沢泊未経験。GWの沢も初めて。初めて尽くしで期待半分、不安半分。とりあえず考えつく装備をザックに詰めた。
5/4 7:00前泊し、ロープウェイ乗り場のさらに奥にある西之川登山口よりスタート。前日の雨の影響で水量はだいぶ増えており沢泊装備でとても入渓したいと思える状態ではない。
素直に登山道を行く。今回は去年メンバーの林が遡行した御塔谷を選んだ。気温は思ったより低くはないが水の中はわからない。この日のためにネオプレーンソックスは新調したが積極的に水に入る気にはならなかった。
途中登山道から外れ、御塔谷本流沿いを進んだが水量が少なければ面白そうなところも多々あり、尚且つ沢がでかい。その景観に圧倒されながらもなんだかんだ12:00本日のテン場1035m地点に到着。
登山道メインで来たため予定より早く着いてしまった。そこから各々準備し宴会スタート。早着ということで時間もたっぷり。持ってきた酒はこの日で無くなった(笑)。20:30就寝。
5/5 6:00起床。タープ泊だったため夜は少し冷えた。夏用シュラフを持参したが足元にカイロを入れて寝たので快適に眠れた。
7:30遡行開始。前日よりあきらかに水量は減っていた。この日は最初から沢の中を行く。標高は上がっていたが気温も上がっていて前日より暑い。途中からレインウェアも脱いだ。脚を水につけてみるがそんなに冷たく感じない。新調したソックスがいい感じだ。
途中の滝は全て巻いた。危険を感じた巻きは素直にロープを出した。
今回、無線機を持参したので滝の音で声が届かないという事態は起こらずリード、フォローの連絡がスムーズだった。これは沢で有効だと感じた。
沢を詰め、水が枯れそうなタイミングで1人4Lほど給水した。ここに来ての重量増はなかなか骨が折れる。
沢登りのクライマックス藪漕ぎ。登山者の声も聞こえる。12:30_20kg越えの荷物(おそらく)にあえぎながらなんとか登山道へ合流。ここまでで標高1720m。よく登ってきたものだ。
ここから装備を沢登りからクライミングに切り替える。不要な荷物は二ノ鎖元小屋周辺の空きスペースにデポし北壁を目指す。疲労から足取りは重たい。登山道から見える北壁はなかなかの迫力だ。
14:00三ノ鎖の下部から踏み跡をたどって取付きらしき場所へ到着。この日は北壁入門と言われるトイルートを登る予定だった。
しかし登ったあとに気が付いたが登ったルートはトイルートではなかった。
この日のリードは自分が担当した。1p目を登った後、事前の情報よりあきらかにルートの状態が悪いことに疑問を感じる。終了点から上を見ると樋状になってはいるが少し違和感を覚えた。
そのまま2p目に取付いたが今度は終了点があると言われる大テラスが見当たらない。とりあえずロープの長さにも余裕があったので登りながらテラスを探す。残置支点は全て錆びていて信用出来ないハーケンやリングボルトのオンパレード。
15:40 度胸試しのようなクライミングでなんとかトップアウトした。
登山者の減った天狗岳で記念撮影し、山頂小屋でビールを手に入れ二ノ鎖元小屋下の辺りでこの日は泊まった。(二ノ鎖元小屋から上部はテン泊禁止らしい)
5/6 6:00起床。7:30出発。この日は北壁ダイレクトルートを登る予定だ。今までの山行の疲れもあり足取りが重い。前日と同じルートで取付きを目指す。取付き近辺に遭難碑がありそれを探しながら進む。
天狗岳直下の壁を見ながら草付きを登ると遭難碑を発見。その少し左側から取付いた。
8:40登攀開始。この日のリードは林。朝一で寒いかと思ったがそうでもない。気候も快適だった。残置ハーケンを追いながら登っていく。1p目終了点はハンギングでなかなかの高度感だ。
2p目も厳しいところはA0やアブミを駆使して登った。北壁の中ではメジャーなルートということもあり前日より快適なクライミングだった。
10:00あっという間に登山道まで抜けた。
2日連続の天狗岳を拝み二ノ鎖元小屋まで下山。デポしていた荷物を回収し13:00山頂成就駅からロープウェイで下山した。
沢登り、沢泊、クライミングと内容盛り沢山で充実した山行であった。最近はいろんな出来事があったが今回の山行も一緒に山に行ってくれる仲間がいてくれるからこそ。そんな仲間に感謝しつつこれからも安全に充実した山行を行っていきたい。
| text | 長弘 |
|---|---|
| photo | 有松、林、長弘 |

























