HIKING RECORD 山行記録
HIKING RECORD
山行記録
亀山~火の山~陶ヶ岳縦走
日付 | 2025/01/01 |
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天候 | 快晴 |
メンバー | 斉藤(宗) 斉藤(滋) 会員外(N) |
行程 | セミナーパーク第7駐車場(8:53)~亀山登山口(9:05)~亀山山頂(9:58-10:10)~火の山(11:17-12:00)~陶ヶ岳(13:10-13:20)~セミナーパーク第7駐車場(14:27) |

待ちに待った令和7年を迎える。昨年の夏は猛暑で体調がすぐれず、秋にはМが自宅2階のテラスから転落(奇跡的に外傷のみ)、その上私の圧迫骨折(自宅で転倒)と続き、「お祓いして貰ったら」と声がかかる程の憂鬱な日々となってしまった。令和6年とサヨナラしたい。令和7年、早く来い!と心待ちにしていたのだ。幸いМは全治1週間で大海山登山に復帰できたが、私のがんじがらめのコルセットは中々外せず年を越してしまった。だがいつの間にか痛みが消えている。治ったのかも? そうだ!《一年の計は元旦にあり!》 何処でもいいから登ってみたい。参加できず残念だった12月の月例山行(亀山~火の山~陶ヶ岳) なら登れるかもしれない。反対すると思ったМは「無理するなよ」の一言だけ。N(娘)も付き合ってくれると言う。ゆっくりゆっくり歩いてみよう。
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セミナーパークの第5駐車場入り口が閉鎖されていたため第7駐車場から出発する。亀山最南端から取りつけば充実感があるだろうが無理は出来ない。去年の9月の火災で縦走路はどうなっているのだろうか?第8駐車場の傍を通り亀山登山口から山道へと進む。このコースを歩くのも久しぶり、登るにつれかすかな記憶の光景が現れ懐かしい。覚悟した岩場の巻きはМとNのアドバイスで慎重に登る。Мと2人きりなら「モタモタするな。言う事を聴け!」と険悪ムードになりかねないがNのおかげで至って平和、有難い。

嬉しい! 登れた。 どの山も山頂に立てば嬉しいに決まっているが、今日の亀山は格別、Мもホッとしたようだ。雲一つ無い青空までがヨボヨボのコルセットおばさん(まだ婆さんには抵抗がある)を祝福してくれているようだ。亀山さえ登れたら後はなんとかなりそう・・・そんな気がしていたが今のところ異常なし、火の山目指し行けそうだ。

類焼を免れた亀山を下る。目の前に現れた無残な山肌に思わず息をのむ。数日(4日?)に渡り燃え続けた山火事、実は発火当日の19時頃、我が家に第1報が届いた。火の山の麓にお住いの知人から「今、亀山と火の山の間の尾根が燃えている」と連絡があったのだ。その2日後には炎が火の山から西側の尾根を焼け下り避難を余儀なくされたとの事。大変な恐怖だったと思う。ここが再び緑色になるのは何年先の事だろう? 自分達の年を思うと何とも言えない気持ちになってしまう。


急坂を下る時、いつも必死に掴んでいた灌木類が無い。殆ど焼けてしまったのだ。頼りにしていたのになぁ~焼け残った木はうっかり握られない・・・が、ふと目についた小さな小さな芽!枯れてしまった筈の幹から緑の葉を必死に出している。なんとその根元には季節外れのスミレ、紫色の小さな花びら。残念、カメラを出す余裕が無い。よ~し! おばさんも負けてはいられない。何だか力が湧いて来る。




これ以上の怪我は致命的なので一歩一歩確かめながら進み火の山に到着。眼下には平和な景色が広がっている。ウクライナやガザの人達の事を思えばなんと贅沢な事をしているのか・・・。忙しい、忙しいと愚痴をこぼす毎日がどれ程幸せな事かと改めて思う。神妙なこんな思いも登れたからこそ、感謝、感謝! 挑戦して本当に良かったと思う。まずは山頂の祠に手を合わそう。暖かい陽射しの中でのんびりと昼食を摂る。


おせち料理ではなかったが行動食のパンも美味しかった。縦走後半も頑張られそうだ。だが年と共に身のこなしが悪くなりМとNがすんなり下っている段差の悪場に苦労する。ロボットのようにギクシャク一歩一歩確かめながら足を置いて下って行く。登山道を外れちょっとした岩場を楽しむМを横目に真似したくても躊躇してしまうのも仕方無い。

時間はかかったが無事陶ヶ岳に登り着く。山頂には初めて登ったと言われるグループがおられ問われるままに「あっちから登って来ました」と答えると「わぁ、凄い!」と返って来た。そんなに凄い事をしたわけではないが、今日は素直に嬉しい。常々、今度骨折したら再起不能と自分に言い聞かせながら、不覚にも6回目の骨折をしてしまった。だが今 《まだ、登れる!》 と確信できた。大きな山は無理かもしれないが私でも登れる山があれば、これからも細く、長く登りたい・・・。緑に再生した亀山~火の山~陶ヶ岳をいつの日か再び縦走できますように! 改めて誓った2025年元旦の記念すべき(?)初登りだった。
text | 斉藤(滋) |
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photo | 斉藤(宗) 斉藤(滋) N |