HIKING RECORD 山行記録

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傾山〜祖母山縦走

日付2025/10/25
天候傾山〜祖母山縦走
メンバー長弘、鹿野、藤本(淳)、藤本(隆)
行程10/24 宇部発18:00〜東九州道〜九折登山口駐車場22:00仮眠
10/25 九折登山口5:00〜三ツ尾7:40〜傾山10:40〜九折越12:00〜
笠松山13:30〜本谷山14:50〜尾平越17:00幕営
10/26 尾平越5:20〜古祖母山7:10〜障子岳8:20〜祖母山10:30〜
九合目小屋11:30〜宮原12:30〜八丁越14:30〜下尾平登山
   口16:30〜九折登山口18:20〜帰宅

10月の月例山行として前々から歩きたかった祖母傾縦走を計画した。ここは昔、山を始めた頃に体力不足で敗退したルートだったので個人的に思い入れのある場所だ。
ベテランでもしんどいと有名なこのルートを会の新人藤本(隆)君を加えいつものメンツ?で歩いて来た。
10/25 前日、早めに宇部を出発して駐車場で仮眠をとり日の出前にヘッデンを付け出発。予想より霧が濃くピンクテープを慎重に探しながら日の出前の薄暗い山道を歩いた。途中の分岐から坊主尾根へ入ったが普段から岩場慣れしているメンバー、あっさりと突破してくる。時折ガスの隙間から景色が拝めるがすっきりしない。そんな中、新人の藤本君も慎重ながら安定感ある歩きでしっかりついてくる。なんだかんだで眺望のないガスガスの傾山頂へ到着。行動食を食べ腹を満たしこの日のテン場を目指す。
途中のピークで休憩しながら「まだか、遠いな」と愚痴を言いながら歩みを進めると丸山付近で雨が本降りになり雨具を着た。
ブナ広場で水を補給し日没前になんとかこの日のテン場である尾平越に到着。さっさとテントを張り中へ逃げ込む。久しぶりの12時間を超える行動でさすがに疲れたので夕食のカレーを食べたらいつのまにか眠ってしまっていた。新人の藤本君は初めてのテント泊が雨でしかも2人テントの激狭空間という印象に残る一夜になったのではないだろうか。

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10/26 前日の朝と同様朝から霧が濃く視界が悪かった。しかし天気は回復傾向だったので予定時刻に出発。古祖母の山頂に着くと少しガスが晴れ、久しぶりに眺望が拝めた。メンバーのテンションが一気に上がり意気揚々に祖母山を目指した。
祖母山頂に近づくと徐々に登山者が増えてきた。ここまでトレランの1グループしか会わなかったのにさすが百名山である。久しぶりに見た祖母山は思ったより岩山が強く、「祖母ってこんなにゴツかったけ?」と以前訪れたときとだいぶ印象が変わった。山頂に着くと日曜日とあって登山者でいっぱいだ。気持ちは達成感でいっぱいだったが下山のことを考えると気が重たくなった。山頂で大休止後、九合目小屋を経由し縦走路を進む。ここからが意外と時間を喰った。宮原から大障子岩の間が思ったより不明瞭で岩稜を巻いたりと疲労した脚には中々キツかった。時刻は14:30。メンバーの体調を考えると樹林帯で日没すると厳しいと判断し八丁越からエスケープすることにした。この下山路も想像以上に悪かったがピンクテープははっきりとしていたので迷うことなくなんとか車道まで降りてこれた。ここまで2日で30km近く歩いていたが、ここから車までまだ10km近く歩かなければならない。ここは覚悟決め、荷物をデポして自分は走って車を回収して来ることにした。熊のいる本州ではこんな薄暗い山道で絶対こんなことしたくないなと思いつつなんとか車を回収。その後メンバーも拾って帰路についた。帰りの道中はしばらくこのルートはいいかなと思ったが日が経つと懲りずに再挑戦したい気持ちが湧いてきた。次こそは完全縦走達成したい。そして今回、厳しい行程だったが付き合ってくれたメンバーに感謝したい。

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text長弘
photo長弘、藤本(淳)、藤本(隆)