HIKING RECORD 山行記録
HIKING RECORD
山行記録
国東半島 清水畑バリエーションルート
| 日付 | 2025/11/05 |
|---|---|
| 天候 | 晴れ |
| メンバー | 藤本、鹿野、渉 |
| 行程 | 7:00宿泊地~7:30中山仙境駐車場~8:10一望岩~11:00清水畑~14:00下山開始地点~16:00中山仙境駐車場~夷谷温泉~20:00 宇部IC |

秋が深まるこの季節は、どこを歩いても心が弾みます。
11月はどこの山に行こうかなぁ…と思案していたところ、山岳会の先輩からLINEが届きました。
開いてみると、“山行のお誘い”の文字が。
雪山研修会、登攀の練習をしないとなぁ…と考えていたので、二つ返事で参加を申し込みました。陶ヶ岳の国体ルートを(セカンドだけど)登れたし!
というわけで、藤本さんにお誘いいただいて、国東半島 清水畑バリエーションルートに行ってきました!
今回の愉快な山行メンバー
足場不安定なトラバース、岩場の懸垂下降にクライムダウン、蟻の塔渡りのような痩せ尾根の数々、道なき道のルートファインディング…
最初から最後までアドベンチャーのような山行でした。
ひどいめにあったぞ。
◾️山行前日キャンプ
次週の平原岳市民ハイクのための山道清掃後、その足で国東半島へ移動しまして、里の駅こっとん村のキャンプサイトでキャンプをしました。
なんと、炭火で焼肉です!念願のキャンプでチーズフォンデュもできました。
ごはんも美味しい!お酒も美味しい!月もきれい!
大変しあわせな気持ちで、明日に備えて早めに就寝しました。

◾️いざ登山道へ
中山仙境の駐車場から出発。きれいなお手洗いもあります。
◾️登山道〜後野峠〜一望岩
雰囲気のある登山道を歩いていきます 。ロープがバッチリ貼ってあるので、安心して後野峠まで行けます。
藤本さんの提案で、 一望岩というビューポイントに寄り道することに。 峠から急斜面(木のベンチがあるほう)を登っていくと。一望岩がありました。


めちゃくちゃ絶景です!一見の価値はあります。
中国の水墨画のような岩山の数々を見て、「わぁ。 あんな所に登れるんですかね〜」と呑気に雑談していました。
まさか似たトンデモルートに行く事なろうとは…この時は露程も思っていませんでした。
一望岩で景色を楽しんだ後、後野峠に戻って順路へ。順路は看板の奥。急斜面を登っていきます 。
「え?こっちですか?」
思わず 、お二人に確認しましたが、肯定ののち、さくさく登っていかれる姿を見て、アルパイン始まったな…と確信しました。 (新米登山者の感想です)
峠を越えて下っていく道は、国東半島峯道ロングトレイルのルートのようです。いろんなルートがあるようなのでいつか行ってみたいな。
◾️後野峠〜懸垂下降付近まで
ウォーミングアップの如く、急登、ちょっとした岩場やプチ痩せ尾根などが登場します。しばらく登っていくと、なかなかの急斜面とその先に見える岩稜。ここが噂の懸垂下降ポイントか!
40m はあるんじゃないかなと思います。50m ロープ2本でちょうど良い感じでした。
ロープで支点確保されているので、それを使わせて頂きました。

傾斜は緩いので慣れていればクライムダウンもできるかなと思います。
結構危険な箇所なので、安全を期して懸垂下降を選択しました。教わった通り、セルフビレイをしてから、ビレイデバイスをセットして、ブリッジ・プルージックでバックアップ…
少しもたつきましたが、下降準備完了。藤本さんの確認を得て、いざ下降!
傾斜は緩めなので、しっかり踏み込みながら下降していきます。結構足の筋肉を使いました。

◾️懸垂下降ポイントから清水畑へ
ひたすら尾根を歩いていきます。遠目だとやばそうな感じですが、しっかり足場はある&グリップするので怖いという感覚がなかったです。(とは言え、落ちたらやばい)
ここから、一望岩で見たような岩稜を、ひたすら登っては降りての繰り返しです。
足場の悪いトラバースや、斜度がきついクライムダウン、一際細い痩せ尾根。YAMAP の⚠️マークをつけたい箇所ばかりでした。多すぎて、記憶できないくらい。



どこに足を引っ掛けて乗り上げようか。どのルートが安全に降りることができるだろうか、考えながら進むのは楽しかったです。
鹿野さんも、水を得た魚のように登っていました。
「なかなか楽しませてくれるぜ」
山ヤさんは変人だなとおもいました(褒め言葉)
道を進んでいくと、目の前に一際やばそうな岩のような山が。スパムを地面に突き刺したような険しい長方形の山です。
地図を確認すると、清水畑とあります。
地図を確認すると、清水畑とあります。
…二度見しました。え、ここ登るんです?
絶壁にピンクテープがぶら下がっているのを見て、絶望しました。
まじか…
一旦、斜面を降って清水畑へ取りつきます 。
コルの分岐に清水畑の看板があるので、案内板に従って進んでいきます。
こんなところに!?という意外な箇所に清水畑の三角点がありました。その先に先に 4、5m くらいの岩壁が見えるけれど…🤔
一旦、疑問に思わなかったことにして、清水畑に到着したことを皆で喜び、休憩しました。

秋穂のみかんを頂きながら、 通ってきた道のりをしみじみと眺め、達成感を噛み締めました。目標達成時のおやつは本当に美味しいです。

◾️真の清水畑
休憩していたら、奥にピンクテープを発見。探検しよう!と鹿野さんがウッキウキで進んでいくので、デポして一緒に偵察へ。途中見た、あの絶壁にぶら下がるヤバめのピンクテープのそばを抜けると、
**ここを登ると真の清水畑。ロープに頼りすぎないこと**
という看板が。
真の清水畑。目を逸らしかけた疑問が解消しました。やっぱり上はあったんですね。
ビビり散らかしながら、ロープがかかっている箇所をよじ登ると、はたして清水畑の看板がありました。大変でしたが、感動もひとしおでした。やったぞー!

真の清水畑の奥にもピンクテープが見えますが、そっちはキケン、ピンクテープはここまで!とのこと。
でもその奥にルートは見える…誰かが開拓した感じかな。
ちょっとヤバそう&荷物を置いてきたので、清水畑に戻りました。
(調べてみたら、大分の山岳会、豊嶺会さんの発行の「国東半島 山ガイド」にてルート紹介されていました。ガイドブックは、大分県立図書館に収蔵されているようです。)
◾️清水畑〜林道へ
ここから道が本当にわかりにくいです。
まず、清水畑前のコルの分岐に戻ります。 看板に従ってそのまま降ると下山ルートです。
先に進むルートは清水畑を巻くように(岩に沿って)登っていく箇所。少し進むとピンクテープが出現します。
そのまま清水畑を巻いて奥にある岩稜に入り、 登り切った先にロープでクライムダウンする箇所があります。
結構な斜面ですが足元がかなり滑るので、懸垂下降はしづらいと判断し、ロープで安全確保をしながらクライムダウンしました。
ここから枯葉&急斜面の結構ヤバめの箇所です。めちゃくちゃ滑ります。一番神経使ったかも。

やばそうな箇所は、恥を捨ててお尻と手を使ってズリズリと降りました。
急斜面に気を取られて見逃したのですが、どこかで左側の尾根に入る箇所があります。そのまま降っても下山ルートです。
かなり降った後にルート外れに気づいて、ちょっと戻ったところに踏み跡を見つけて岩壁沿いに登りました。
運良く正規ルートの尾根に復帰(写真の白っぽい道)
何人か通ったあとはありますが、一箇所やばめの岩肌トラバースが…。
渡れば、ルートに復帰できそうということで、渡ることに。
「そこのクラックに指を差し込んで!」
私の見えている範囲の切れ目は、指の第一関節も入らないのですが…これは…🤔
スリングで安全確保して頂いていたので、「ええい、ままよ!」と気合いで乗り切りました。
クライマーってすごいなと思いました。

ルート復帰後も、登っては下ってを繰り返し、最後の急登部分(これがすごく長い&枯葉で足場不安定)を登ったあと、林道に向け下山を開始しました。
ここからもかなり迷いやすいです。道を間違えたのですが、別の方の山行軌跡があるとのことで、方角を確認したのち、谷を目指して下りました。
無事、舗装された林道に出た時はホッとしました。
しっかり踏ん張れる地面がある〜。

◾️まとめ
あまり知られていないのが不思議なくらい、楽しい山行でした。
暗くなる前に無事下山できたので、近くの夷谷温泉に入って帰りました。とても気持ちの良い泉質でした。
効能は神経痛、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷によく効くのだとか。
なぜか足の裏がヒリヒリしました。酷使したからかな。
温泉後はコーヒー牛乳を決めてスッキリ。
宇佐でうどんと唐揚げを頬張った後、帰路に入りました。お疲れ様でした!!

| text | 渉 |
|---|---|
| photo | 藤本、鹿野、渉 |





