HIKING RECORD 山行記録

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平原岳市民ハイキング2024の報告

日付2024/11/10
天候晴のち曇りのち小雨
メンバー一般参加者14名(子供2名含む) 宇部山岳10名;村上(CL)、林(SL)、有松(登山教室講師)、 高田(先発隊CL)、江本(直)(先発隊SL, 会計・渉外)、大村(孝)、 斎藤(宗)、斎藤(滋)、長弘、吉田
行程8:30 小野スポーツ広場 会員集合(打ち合わせ、参加者受付) →9:30 開会式(参加者自己紹介、コース・注意事項説明、準備運動)→ 9:45 小野スポーツ広場出発 ~ 美保登山口 ~ 10:50林道・登山道分岐(休憩10分)~ 観音岩への立寄り(観音岩コース分岐からの往復)~ 11:40医者屋敷跡(休憩10分)~ 12:10平原岳山頂着(昼食・登山教室・記念撮影)~13:00山頂出発~ 医者屋敷跡 ~林道・登山道分岐(休憩10分)~ 14:30 小野スポーツ広場着、一般参加者解散、14:50 宇部山岳会解散

40年近く続く宇部山岳会の平原岳市民ハイキング。毎年大勢が参加する人気の企画だったが、コロナ禍で3年間中断した後に再開した一昨年は一般参加者がゼロ人、昨年は4人と激減した。原因は色々あるが、参加者を増やすために宇部山岳会としてできることは、より魅力的な企画内容にすることと、広報活動に取り組むことの2点である。そこで、内容については従来の登山行動に加え、初心者向けの楽しい登山教室を実施することにした。また、広報については山岳会HPへの案内掲載に加えて、宇部市環境政策課のご協力をいただき、市のSNSに案内を掲載していただいた。さらに、市内の様々な公共施設に案内チラシを置いていただいた。また、地元新聞「宇部時報」に案内広告を出したほか、各会員が家族や友人に声掛けを積極的にしてくれた。このような会員の努力と市の協力のお陰で、今回は14名の一般参加があり、嬉しい笑顔で当日を迎えた。

 

好天の下、出発に先立ち、ルートや注意事項の説明と準備体操を行った。また、自己紹介を全員が行い、一般参加者の登山経験や体力・健康状態の把握を行った。出発直前に石井会長から「この地域にクマが出たので注意するように」との電話連絡が入った。そのため急遽、奥深い健脚コースに踏み込む予定は取りやめ、人里寄りの一般コースのみでハイキングを行うことにした。

 

途中、参加者には名所の観音岩を仰ぎ見てもらったり、垂れ下がったツルにぶら下がって遊んでもらったりしながら、休み休みゆっくりと進んだ。そのため、疲れて遅れる参加者はいなかったが、山頂でスープなどを作って待っている先発隊はしびれを切らしたようだ。

 

山頂に着いた頃は曇り始めていたが、展望がとても良く、ウリボウクラブが草刈をしてくれていたおかげで、参加者はみな快適に山頂でのお弁当タイムを楽しんだ。先発隊の作ってくれた春雨スープやコーヒーを参加者はお代わりして味わった。昼食後、有松会員が初心者向けの登山教室を開いた。レジメを配布し、分かり易い説明で、質疑応答が盛り上がった。有松会員は山に関する楽しいクイズも用意していたので、有意義で楽しい登山教室になった。今後もこの企画は続けると良いと思った。

下山も順調だった。小野の街に入る頃から雨がパラつきだしたが、それほど濡れることなく、無事に小野スポーツ広場に戻った。参加者のみなさんとの再会を約束して解散となった。嬉しいことに、一般参加者2名の方が今回の山行で宇部山岳会への入会を考えるようになった、とのことである。お二人には改めて入会のための面談について連絡をさせていただくこととなった。

 

意義ある平原岳市民ハイキング2024となりました。協力いただいた会員各位、ウリボウクラブと宇部市環境政策課の皆様に感謝申し上げます。

 

 

text村上
photo村上