HIKING RECORD 山行記録
HIKING RECORD
山行記録
石鎚山系山行報告書(1日目;東赤石系 銅山川 瀬場谷,2日目;石鎚山東稜)
| 日付 | 2025/10/10 |
|---|---|
| 天候 | 10/11 曇り 10/12晴れ |
| メンバー | 藤本(淳)、鹿野 |
| 行程 | 10/10 山口出発(19:30)~山口南IC~しまなみ海道~瀬場登山口(10/11 7時頃) 10/11 瀬場登山口入渓(7:23)~八間滝(9:00)~脱渓(15:30)~標高1232登山道合流地点(16:00)~瀬場登山口(17:30) ※新居浜市市民の森キャンプ場へ移動 10/12 キャンプ場(6:30)~土小屋登山口(10:00)~東稜基部(11:00)~天狗岳(13:10)~弥山(13:40-14:10)~土小屋登山口(15:40)~しまなみ海道~山口南IC~山口着(24:00) |

沢登シーズンも終盤になり、今年最後の沢はどこにするか・・・
台風接近の影響、クマ出没の人身被害のニュースで恐怖がおののくが、台風とクマのリスクが小さいと思われる四国の沢に行くことにした。
1日目;東赤石系 銅山川 瀬場谷
気温約18℃の中、しっかり着込んで入渓する。登山口からいきなり沢に入るので体がまだ温まっていない。苔むした滑りやすい谷で薄暗いが水はきれい。いきなり4段15mの滝が美しく出迎えてくれたが、さすがにシャワークライミングはする気にはなれないので左岸を巻くことにした。50mもある八間滝が姿を見せる。下部はやさしそうだが、上部は難しいようだ。右岸を高巻くが、この高巻きも難しいらしく、ロープを出して通過している記録もあるので、慎重に高巻き、無事に滝の落ち口に降り立った。この後も滝の連続で突破できそうなところもあるが、時間も考慮し高巻きが主体となった。4m滝の裏側を右から左にトラバースして越えていくところが面白かったが、ワンポイント緊張するところがあった。
滝が連続する中、渓相が変わり穏やかになる。スラブ状の滝の左岸の乾いたところを、ロープを出して登攀した。カムが、そこそこ効いたが、恐怖の中を慎重に重心を移動させ50mロープを、ほとんど出したところでセカンド確保する。フォローの藤本(淳)は、勇敢にも、すいすい登ってくるではないか。その後、傾斜の緩い滝25mを、ロープを出して登攀するが、水流の中のぬめりがひどく足をすくわれそうで緊張した。プロテクションもとれず、ルート取りに時間がかかったが無事通過する。ここもセカンドはすいすい・・・参りました。
沢が右にカーブするあたりの滝で、左岸を高巻き登山道にでて脱渓とした。少し行き脱渓予定地点の標高1232登山道と沢の交差する地点を確認後、下山を開始する。
「沢登のルート100」の本によると、沢登りのために、できたような谷だそうですが、うなずける。小滝をいくつ越えたか?八間滝にも勝るとも劣らない滝もたくさんあり、夏場、沢泊でじっくり滝をチャレンジしていくのも楽しいと思う。グレードは、2級上で近くに登山道が通っているのも心強い。
(登攀装備)
ヘルメット、ハーネス、ハンマー、ハーケン(使用せず)スリング、カラビナ、カム
ビレイデバイス、50m×8mmハーフロープ1本、沢靴ラバー(フエルトの方が良かったと思う)


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2日目;石鎚山東稜
土小屋へのアプローチは、UFOラインで絶景ドライブ。途中の広場で朝食タイム。
帰りは、石鎚スカイラインから雄大な本峰を眺めながらのドライブを楽しむ。
2週間前に面河本谷を遡行した時に、気になっていたスカイラインから本谷への下降地点とご来光の滝の展望地に立ち寄り帰路に着いた。
登山者で賑わう土小屋登山口に到着する。駐車場は満杯で約500m戻った空いてるスペースに止めさせてもらう。東稜に入ったら静かになるだろうと思いきや、人気ルートなのか、5パーティぐらい入っていた。南尖峰手前に、核心部5m程度の壁があるが不安であれば、長めのスリングを数本持っておくと安心だ。
面河本谷中沢から突き上げたコルからの南尖峰は圧巻だ。紅葉を楽しみながら、天狗岳へ到着する。記念写真を撮って弥山へ。弥山はさらに登山者で満杯。登頂記念に名物?の「天狗カレー&シチュー」を食し早々に下山開始した。







| text | 鹿野 |
|---|---|
| photo | 藤本(淳)、鹿野 |

