当初は残雪期ジャンダルムを計画していたがメンバーの体力、技量、現地の条件を考慮して穂高連峰（北穂から奥穂）の縦走に変更した。

一般縦走路といえどもこの時期はまだ雪の状況次第ではルートもバリエーション化するためそれなりの装備で臨んだ。

あかんだな駐車場で仮眠をとり始発のバスで上高地入り。GWということもあり登山客の数もそこそこ。各々準備を済ませ、いざ穂高連峰へ。

バスターミナルから明神、徳沢で休憩を取りながら登山口の横尾まで各々のペースで進む。初期の計画ではすべて小屋泊だったが涸沢両小屋の予約が取れなかったため、急遽テン泊装備に。

涸沢のテン場の状況が気になったので横尾からは自分がテント一式を担いで先行することにした。

16:00ちょうどテントを立て終わったタイミングでメンバー全員が涸沢に到着。その後テントの受付を済ませ、ヒュッテの売店でカレーとビールを食し自分は早々に寝落ちした。18:00頃だったと思う。

5/4　3:00起床　ゆっくりと朝飯とパッキングを済ませ5:00北穂高岳へ向けて出発。

この日は穂高岳山荘泊なので荷物もかなりの軽量化することができた。

夏は途中から南陵に取り付くがこの時期は北穂高沢を直上していく。

この時間はまだ雪がしまって歩きやすい。滑落や落石に注意しつつ慎重に進む。

登山者の列は右手にあるが上部に雪崩の痕跡が残っていたため、我々は正面の岩稜を左から巻くことにした。

気温が上がってきたので早々に抜けたいが斜度がきついのと高度が上がってしんどいのでペースが上がらない。メンバーとの距離を気にしつつ安全な場所で休憩する。

9:00無事北穂高岳登頂。

その後直下の北穂高小屋で大休止。東陵を登攀してきたパーティの話を聞きこの時期の東陵もいいなと野望を膨らます。

奥穂への縦走のため食事と景色で身体を回復させ縦走路へと向かう。

後編へ続く。