ずっと気になっていた御在所岳のマルチピッチクライミング。

御在所岳のある三重県は、北アルプスなどよりは近いけど、三重県まで行くなら北アルプスまで行った方がいいのでは？と思わせる距離感。

結論は、とても良かったです。ぜひともまた訪れたい所でした。

藤内小屋は、基本的には週末のみの営業。事前に電話連絡をすると、平日でも泊まれます。

値段は非常に安くて良心的。ご飯も美味しい。スタッフの方も皆様優しく、とても楽しかったです。

一泊、晩御飯と朝食付きで6100円でした。ビール、簡単なつまみなども売ってます。

肝心の前尾根ですが、雰囲気的には三倉の中ノ岳稜線ルートに似ています。

クラックとスラブが主体。中ノ岳は広めのクラックが多いのに対し、前尾根はハンドサイズのクラックが多い。

グレードは三倉と同程度と感じました。

ルートは複数選べるので、初心者でも楽しめると思います。三倉の中ノ岳稜線よりも登りやすいかも。

必要なところにボルトや終了点があります。カムは最低でも1セットは必須でしょう。僕たちは念のため１パーティ2セット持参しました。

今回はダブル50mで登りました。

下界は36度予想。前尾根は常に陽があたる＆標高もそんなに高くないので、水を1人3L程度持って上がりました。

結果的には、水を沢山持って上がったのは正解でしたが、思っていたよりも暑くなかったです。

風が吹いたり、日がかげると涼しい。地形的に風が多く涼しいのだと思います。

クライミングのベストシーズンでは、前尾根は渋滞で有名。僕たちは平日だったので他パーティは居ませんでした。

翌日の土曜日には４パーティほど取り付いていました。これからぼちぼち増えていくのだと思います。

藤内小屋を出発！

１P目から早速クラックです。

P6の登り。カンテコース

こちらはP6のクラックコース。ハンドジャムがバチ効き。

P5の登り。ルートは3級から選べます。今回登った一番左は三倉チックなスラブで恐怖でした。

P4のクラックを登る。ここを大きく左に回り込むと、滑り台というルートにいくようです。

P4の5.9のクラック。

出だしのハングが難しいけど、クラックはハンドサイズがバチ効きで気持ちの良いルートでした。

P3をリードする新会員の長弘。

P2のヤグラ。

全体を通してハンドサイズがバチ効きで、面白いルートでした。

ただし岩が滑ってます。

下山開始。沢まで降りたら、沢沿いを大きい滝の手前まで行きます。

そこから登山道に合流できます。

あとは飲むだけ！

前日の睡眠不足もなんのその。ビール、日本酒、ワイン、焼酎。

写真には載せていませんが、スタッフの方とも楽しくお話ができて、最高でした。ありがとうございました。

持参した一升瓶の五橋とワインが無くなったのは恐れ入りました・・

非常に楽しかったです！

クラックを鍛えてまた来たい！